(2004/08/28)

掃出線を設計可能な時間引き延ばしパルスについて

本サイトで公開しております、オーディオ編集TIPSの第8回 で紹介しましたTSPを曲げてしまうという技が アクセスログを見てみるところ、一部の層の方々に只ならぬ関心をひく事ができたようで、 僕はいい気になって第8回で紹介した技にもう少し知恵を仕込んで、より一般化したインパルス応答測定用波形の生成アルゴリズム を開発してしまいました。

更にあろうことか、特許庁様に16000円程納税し、特許届なる書類まで提出してしまったのです。
考えることは皆同じ仮説によれば、発明の99%は再発明ということなので、 僕のアイデアがもうやられている、、特許庁風に言えば公知である可能性は十分にある、 というかその方が高いかも、、と思ったのですが、 しかし、TSPを曲げたなどという話は自分のサイト以外では聞いたことがありませんし、 宝くじを53枚ほど買ったと思えばまあ、悪くないゲームではあると思い、平成16年8月25日に提出してしまったのです。

提出した書類の明細書と図面はこちらからみて頂けますが、 かい摘んで説明しますと、群遅延の定義{位相=F(周波数)なる関数F()の微分}をベースに既存のTSP生成アルゴリズムである OATSPを洗い直して見たら、スウィープカーブが自由に描けるようになったという分けです。
一本槍で融通の利かなかったTSPもこれで現場の録音環境に即した適切な設計ができるようになりました。
そして、この発明をC言語で実装したソースコードをこちらからダウンロードして頂けます。

この発明について、「もうあるよそんなの〜」とか「僕が先に出しちゃいました。君のサイト参考になったよ!」という人がいらっしゃいましたら、 何卒僕が審査請求の名を借りた宝くじをあと560枚買ってしまう前に、ご忠言頂けませんでしょうか。。

また、この発明を実際に使って頂いたご感想や、バグ情報を募集しております。もちろんまだ特許は取れてませんし、 非商業利用を特許で規制するのはお門違いですので、自由に試して見て下さい。 ご感想はメールか若しくはこちらの掲示板を是非ご利用下さい。

この発明に投資して頂ける企業様を募集しております。

ご承知の通り特許を出願してから実際にパテント収入を得る迄には審査請求、特許料といった様々な名目でお金がかかります。 また(本当にこの技術が新しくて有用ならば)国際特許の出願もするべきですが、それも個人が捻出するには 抵抗がある金額となっております。
そこで、これらの手続きに係る費用の負担と、特許の運用に係る負担を肩代わりして頂ける企業様を募集させて頂きます。 特許の運用とオーディオ関連技術に係るノウハウをお持ちの企業様と一緒になってこの発明の運用や利用をして行ければ幸いと思います。
なお連絡先は以下に御座います。よろしくお願い申し上げます。

加藤辰哉
fwks5029@mb.infoweb.ne.jp

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